介護用品・介護リフォームの達人を目指して！／福祉用具専門相談員のブログ : Category [ 更新終了－ベッド関連－マットレス（床ずれ防止用具) ]

今まで、ご紹介したマットレスについてですが、
【床ずれのリスク】が、低い方がご使用してください。

（紹介しなかったものについては、ゴメンなさい。）

　※　【床ずれのリスク】が高い方は【床ずれ防止用具】をご使用下さい。
　※　【床ずれのリスク】って？・・・各専門職にご相談ください（笑）。もしくは、後日。




さて、いろいろ、マットレスについて書きましたが、
（特に、介護保険での）利用者さん、介護者さんに言いたいのは、

いろいろなマットレスが、あるんですよ！

ということと、

今、使っているマットレスで嫌な点は、
もしかしたら、他のマットレスで解決できるかもしれない。

ということです。


・・・あと、

「使用しているマットレスが、“かたい”」などの理由で、
マットレスの上に、敷布団を敷くのは、極力やめていただきたい・・・

ということですかね。




普段、僕が仕事をしていて、言われるのが、


（１）　「病院にあるような・・・」
（２）　「ふつうの・・・」「標準的な・・・」
（３）　「よく出る（利用されている）・・・」


などなど。。。


（１）について、、、

　　　病院にも、いろいろなマットレスが、あります。。。


（２）（３）について、、、

　　　そう言われると、
　　　“かため”のマットレスが届くはずです。。。

　　　そして、みなさん、それぞれの身体状況・介護状況です。。。



一応、僕は、時間の許す限り、
ベッド・マットレスの依頼（注文）があっても、

できる限り、身体状況の確認などを行い、
マットレスの選定やご紹介をするようにしています。

もちろん、僕も、まだまだ修行中の身。

ベストな選定ができているわけではありませんし、
最終最後に、「寝心地が悪い。」などの一言で、
他のものに交換しなければならないケースもありますが、

いかんせん、

何の選定もなく、何の理由／根拠もなく、
“かため”のマットレスが、自然と納品されていることが多いように感じます。



少なくても、（床ずれリスクが低いケースでも）

「かため　～　やわらかめ」
「防水タイプ　／　通気タイプ」

の意識は、したいと思います。

---

クリックを　↓↓↓

・ソフィア（モルテン）



今日、ご紹介するマットレスは、ソフィア（モルテン）です。



こちらのマットレスも、ソフト面／ハード面があるタイプのマットレスです。
ちなみに、防水タイプと通気タイプとがあります。

こちらのマットレスの特徴は、上の画像をクリックしていただけると、
分かると思いますが、

ウレタン素材のマットレスの片面をマットレスの半分ぐらいまで、
“スリット”がはいっており、やわらかさを出しています。

そのスリットも間隔にも工夫がされており、
頭部、腰部、足部のそれぞれで、間隔が異なり、
“やわらかさ（かたさ）”に違いを出しています。


“動きやすい”のに、“やわらかさ”が欲しい時に、
まず、頭に浮かぶマットレスです。


まぁ、前記事で紹介した、【アルファプラすくっと】と、
どちらが良いかなぁ・・・と悩むこともありますが。。。

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クリックを　↓↓↓

・アルファプラ　すくっと



こちらのマットレスは、
異なる固さのウレタン素材　＋　ゲル（αゲル）　という組み合わせ。

　　　⇒　αゲルの詳細

ちなみに、有名な画像はこちら、、、　タマゴを落としても、割れない！？







このマットレスの一番の特徴は、

マットレス中央部（寝るところ）は、やや柔らかく、
マットレスの端部は、“柔らか過ぎない”というところ。

↓






この端部が、“柔らかすぎない”ということでのメリットは、

寝た状態からの起き上がり動作や、
ベッド端座位（ベッドの端に座る）がしやすいということ。


やや痩せている方で、なんとか、起き上がり～立ち上がりができるぐらいの方の場合、
少し柔らかいマットレスにしたいけど、柔らかいだけだど動きにくい、、、

、、、なんて時に、一度、試したいマットレス。

※　柔らかめとは言っても、床ずれのリスクが高い方は、
　　　　　他のマットレスをおすすめいたします。



話は戻りますが、ベッドの端に“しっかり、座れる”というのは、
実に、大事なことだと思います。
そこから、立ち上がりの動作などが始まるわけですから。







ちなみに、“しっかり、座れる”には、
ベッドの高さや、マットレスの柔らかさなどが関係してきますね。


防水タイプ／通気タイプの２種類がありますが、
たしか、通気タイプのマットレス（カバー）も、撥水処理がされています。


記事トップの画像をクリックで、もう少し詳しいことが書いてありますので、
ご興味のある方は、どうぞ。

・エバーフィット


それから、こちらのマットレス、

マットレスの側面に２箇所、取っ手（持ち手）がついており、マットレスを干したりする際に、持ちやすいです。

※　通常、干してもらえるケースは、少ないですけどね（笑）。



それから、その取っ手（持ち手）とは、別に、

病院・施設向けのものだと、エバーフィット（Rタイプ）というものがあり、
こちらのマットレスは、緊急時にマットレスの四隅にある搬送用ハンドルをもって、患者さんを寝かせたままマットレスごと搬送できたと思います。

※　ちなみに僕は、病院・施設系の用具については詳しくありませんので、あしからず。


　と　　をクリック！！！

通気性は、結構、良いと思われます。

※　“結構”って、アバウトですみません。。。


ちなみに、ソフト面／ハード面の両面があります。

（ただ、そんなに、やわらかさに違いを感じなかったのは、
　僕だけでしょうか。。。）


それから、頭部・腰部・脚部のそれぞれに、
異なる間隔でスリット加工がされているため、

一番体重のかかる腰部をしっかり支え、
身体（頭～腰～足）が、自然な「Ｓライン」になるように工夫されています。


最近は、このように、
頭部、腰部、脚部の、体重のかかり方（身体の沈み込みやすさ）などを考慮し、
工夫されているものが多いです。


ちなみに、よく、

「腰痛（予防）には、かたいマットレス！」

と、耳にしますが、

「かたいだけのマットレスだと、背骨が自然なＳ字カーブを描かず、
　（反発する？反り返る？）よくない」

という、説もあります。




まっすぐに立っているとき、人間の背骨は自然なS字カーブを描きます。
このS字のラインは、体重のバランスがとれる最も理想的な姿であり、
睡眠中にも同じ姿勢を保つことが人間にとって一番よいと言われています。

　　　　　　　―――――　ケープ（株）ホームページより、抜粋。

最近は、このようなマットレスが増えてきました。


表裏が使えることでの、レンタルされてる利用者さんへの大きなメリットは・・・なんだろう。。。


・・・ちなみに、僕は助かります（笑）。

マットレス選定の際、正直、寝心地感なんて、人によって異なりますから。
寝てもらう他に、方法がありません。。。

そういう意味では、【ソフト面】【ハード面】があると、
どちらかが、“当たる”かもしれないので（笑）。

※　勿論、このマットレスをお薦めする際には、それなりの理由をもって、薦めています。


では、どのような構造になっているかというと、、、、あれ、それは、興味ありません？？？


・・・ですが、本当に簡単に。

マットレスの中心部に、“心材（≒プレグラーマットレス）が入っており、
それを上下で、柔らかい素材でサンドイッチしてあります。

８分でゆであがるパスタを、４～５分で取り出しちゃった感じですかね。

ちょっと、麺の真ん中、まだ、固いじゃん！って感じです。


まぁ、一覧表を見ていただければ、分かると思いますが、
【ソフト面】といえど、それほで、柔らかいわけではありません。

・・・ので、動きやすいです。

ですが、僕の測定や、データによると、体圧分散性は悪くないんですよね。
まぁ、床ずれ防止用具までとは、いきませんが。


ちなみに、防水タイプ(清拭タイプ）と、通気タイプ（洗浄タイプ）があります。

おそらく、レンタル市場には、防水タイプの方が多く出まわっているのではないかと、推測されますが、通気タイプもあるはずです。


ちなみに、このマットレスの通気タイプ（洗浄タイプ）は、要チェックです。

同社のプレグラーマットレスと比較しても、通気性は良いです。


ちなみに、このマットレスに限らず、【防水タイプ】と【通気タイプ】って、
意識されてますでしょうか？？？



防水タイプの良いところは、水を通さないということです。
つまり、失禁などの心配がある場合などに、選択してください。

ただし、通気性は“ない”と、思ってください。
暑い時期は、“ムレ”たりすることがありますので、それなりの工夫が必要かもしれません。

※　一部、防水だけど通気・・・みたいなマットレスもあります。

このマットレスに限らず、通気タイプをご使用で、失禁などの心配がある方は、



などを、ご使用されているケースが多いです。

※　いろいろな種類があります。


あれ、、、なんか、説明し忘れていることがあるような気がしますが・・・

なんだろう。。。

まっ、思い出したら、追加しておきます。


それから、こちらのマットレス、

マットレスの側面に２箇所、取っ手（持ち手）がついており、マットレスを干したりする際に、持ちやすいです。

※　通常、干してもらえるケースは、少ないですけどね（笑）。



それから、その取っ手（持ち手）とは、別に、

病院・施設向けのものだと、エバーフィット（Rタイプ）というものがあり、
こちらのマットレスは、緊急時にマットレスの四隅にある搬送用ハンドルをもって、患者さんを寝かせたままマットレスごと搬送できたと思います。

※　ちなみに僕は、病院・施設系の用具については詳しくありませんので、あしからず。

どのベッドメーカーでも用意してある、やや固めのマットレスは、
動きやすいと言うのが、特徴。通気性があるものが多いかな。。。


このあたりのマットレスだと、
痩せている方、円背(背が丸まっている)の方などは、
「寝ていて、背中が痛い」などの場合ありです。

まぁ、これが原因で、
マットレスの上に、敷布団を敷かれたりすることもあったりします。。。
それは、極力やめましょう！（参考記事）

⇒　マットレスが固いと感じたときは、
　　敷布団を敷くという対応をせず、ベッドパッドを使用したり、
　　他のマットレスに変更したいところ。
　　勿論、寝たきりの方などの場合は、遠慮したいマットレス。


一応、上記の画像をクリックし、大きな画像でみてもらうと分かりますが、
介護ベッドの動き（背上げ、膝上げなど）に対応すべく、
波型の形状をしており、曲がりやすくなっています。


次のマットレスの記事からは、少し特徴があるものですので、
もう少し、解説を・・・と思っています。

なにか、説明が足りないようなら、
どなたか、ご指摘ください。



■関連商品



ベッドの背上げ時にも、落ちないような枕カバー。
いい画像が見つけられず、すみません。。。

（ちょいと、器用な方なら、自作できる気もする。）

実は、マットレス（床ずれ防止用具）の種類は、とても多い。
ベッドの種類を、はるかに凌ぎます。


【固めのもの】から、【柔らかめのもの】、

【通気性のあるタイプ】と、【防水タイプ】、

それに、マットレスの素材、構造なども、様々です・・・。



大雑把な話ですが、

【固めのマットレス】は、動きやすいというメリットがありますが、
長時間ベッド上で過ごされるような方の場合、床ずれの要因の一つになりかねません。

逆に、床ずれ防止用具などのマットレスは、柔らかいものが多く、
体圧分散性が優れているため床ずれリスクを軽減できます。

・・・が、その反面、柔らかいために動きにくいなどのデメリットもあったりします。

おおむね、やわらかい素材でできているマットレスほど、
マットレスの厚みが増していく傾向にあります。

　⇒　柔らかくて、つぶれてしまうから、厚めにしてある。



ちなみに・・・

マットレスの上に、敷布団をしいているケースが

見られますが、それは、極力避けて下さいね。


■理由１■

ベッドの電動機能（特に【背上げ】）を使用時、
布団が、身体と一緒に足元側にずれたりします。


■理由２■

得てして、マットレスと、敷布団のサイズが違うこともあり、

こんな状態になることがあります　↓





この、布団が、マットレスからはみ出ている部分に、
座ってしまったり、手をついて立とうとして、転倒なんてこともあります。


■理由３■

マットレスの上に、敷布団を敷いてしまうと、
布団まで含めたベッドの高さが高くなってしまい、
特に小柄な方などは、端座位などが上手くとれないことがあります。

※端座位・・・ベッドの端に足を下ろして座る姿勢。



まぁ、他にもあるかもしれませんが、簡単にいうと、こんな感じでしょうか。。。





さて、これからの予定ですが、次回のマットレス関連の記事に、

マットレス一覧表のようなものを、書きます。

その後、その一覧表からもリンクできるようにしながら、

個々のマットレスを、何枚か紹介・説明しようと思います。

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