2008年03月29日 00:52

最近、立て続けに、車いすの相談があったので、
たまには、車いすのことについても、書こうかと・・・。
ただ、車いすの話は、
それだけで、ブログが成立してしまいそうなほど、
奥が深く、大変難しいテーマです。。。
できれば、【車いすの種類】などから、
順番に書ければよいのですが、しばらく、それは無理そうなので、
とりあえず、ピンポイントで、書いてみます。
今日の話は、【車いすの回転半径】の話。
・・・とは言っても、画像の用意も大変ですし、
細かく書いても、分からないと思いますので、
簡単に。
(介護者さん向け、福祉用具が苦手なケアマネさん向けに、書きます。)
よく、
「狭い家だから、小さい車椅子を!」
と、言われることがあるんですが、
車いすの【大きさ】は、基本的に、
座る人の体格、身体状況に合わせたいところです。
さてさて、「小さい車椅子」を依頼される場合、
大きく、2パターンが考えられるかな。。。(他にも、あるかも)
<その1 : 幅>
廊下や、居室などの出入り口など、
【○○cm以下じゃなくては、通れない】という時。
こればっかりは、どうしようもなく、
【車いすの外寸が、○○cm以下のもの】を探すしかない。
ただし、これは、介助で車いすを押す場合。
車いすを自分で操作する(自走/自操)場合は、
【車いすの外寸 + 20cmぐらい】は、必要かな?
※ 車いすをこぐ(腕の)スペース分。
<その2 : 回転半径>
これが、今回の記事で、一番書きたいこと。
「小さい車いす」→「小回りがきく車いす」という意味の場合、
「小回りがきく」かどうかは、【車いすの大きさ】以上に、
車いすの、前輪と後輪の位置
が関係している。
簡単に言うと、
前輪と後輪の間隔が広いほうが、回転半径は大きく、
前輪と後輪の間隔が狭いほうが、回転半径は小さくなる。
たとえると、
大型バスなどは、前輪と後輪の間隔が広いため、回転半径が大きく、
それにくらべれば、普通自動車は、回転半径が小さい
という感じ。

※ 最小回転半径
じゃあ、どんな車いすが、回転半径が小さいか・・・というと、
【モジュール タイプ】と呼ばれる、いろいろな調整が可能な車いすで、
車軸(後輪)の位置を調整したり、
下の画像のような【6輪車】タイプだと、回転半径が小さい。

※ これ以外にも、あります。あくまで、一例。
※ クリック先に、最小回転半径などがのってます。
ちなみに、
前輪と後輪の間隔が狭い → 後輪(軸)の位置が前の方
これは、
後方に転倒しやすいという、デメリット面も。
(なので、だいたい、転倒防止のタイヤが後ろについてる)
それから、
段差やスロープにも、弱い。。。
ちなみに、障害者の方で、車いすを自走(手こぎ)する方が、
段差を乗り越えるなどの際、前輪のキャスターをあげ、
ウィリーのように車いすを操作することがありますが、
おそらく、後輪の軸を数センチ前後させるだけで、
キャスターの上げが出来たり、できなかったりするぐらい、
後輪の軸の位置って、実は、重要。
・
・
・
最近、更新ペースが落ち、
びみょ~に、ランキングも落ちていますが、
今日は、がんばった!本当に頑張った記事ですので、ポチ!よろしくね

たまには、車いすのことについても、書こうかと・・・。
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ただ、車いすの話は、
それだけで、ブログが成立してしまいそうなほど、
奥が深く、大変難しいテーマです。。。
できれば、【車いすの種類】などから、
順番に書ければよいのですが、しばらく、それは無理そうなので、
とりあえず、ピンポイントで、書いてみます。
今日の話は、【車いすの回転半径】の話。
・・・とは言っても、画像の用意も大変ですし、
細かく書いても、分からないと思いますので、
簡単に。
(介護者さん向け、福祉用具が苦手なケアマネさん向けに、書きます。)
よく、
「狭い家だから、小さい車椅子を!」
と、言われることがあるんですが、
車いすの【大きさ】は、基本的に、
座る人の体格、身体状況に合わせたいところです。
さてさて、「小さい車椅子」を依頼される場合、
大きく、2パターンが考えられるかな。。。(他にも、あるかも)
<その1 : 幅>
廊下や、居室などの出入り口など、
【○○cm以下じゃなくては、通れない】という時。
こればっかりは、どうしようもなく、
【車いすの外寸が、○○cm以下のもの】を探すしかない。
ただし、これは、介助で車いすを押す場合。
車いすを自分で操作する(自走/自操)場合は、
【車いすの外寸 + 20cmぐらい】は、必要かな?
※ 車いすをこぐ(腕の)スペース分。
<その2 : 回転半径>
これが、今回の記事で、一番書きたいこと。
「小さい車いす」→「小回りがきく車いす」という意味の場合、
「小回りがきく」かどうかは、【車いすの大きさ】以上に、
車いすの、前輪と後輪の位置
が関係している。
簡単に言うと、
前輪と後輪の間隔が広いほうが、回転半径は大きく、
前輪と後輪の間隔が狭いほうが、回転半径は小さくなる。
たとえると、
大型バスなどは、前輪と後輪の間隔が広いため、回転半径が大きく、
それにくらべれば、普通自動車は、回転半径が小さい
という感じ。

※ 最小回転半径
じゃあ、どんな車いすが、回転半径が小さいか・・・というと、
【モジュール タイプ】と呼ばれる、いろいろな調整が可能な車いすで、
車軸(後輪)の位置を調整したり、
下の画像のような【6輪車】タイプだと、回転半径が小さい。

※ これ以外にも、あります。あくまで、一例。
※ クリック先に、最小回転半径などがのってます。
ちなみに、
前輪と後輪の間隔が狭い → 後輪(軸)の位置が前の方
これは、
後方に転倒しやすいという、デメリット面も。
(なので、だいたい、転倒防止のタイヤが後ろについてる)
それから、
段差やスロープにも、弱い。。。
ちなみに、障害者の方で、車いすを自走(手こぎ)する方が、
段差を乗り越えるなどの際、前輪のキャスターをあげ、
ウィリーのように車いすを操作することがありますが、
おそらく、後輪の軸を数センチ前後させるだけで、
キャスターの上げが出来たり、できなかったりするぐらい、
後輪の軸の位置って、実は、重要。
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