業界のみなさんはご存じ、介護保険の住宅改修には、「理由書」が必要となりますね。
でも、「書き方が、分からない・・・。」と思っている方、書いてはみたものの不安でいっぱいの方、申請してみたら書き直しを命じられた方、いるんじゃないでしょうか?
僕も年に何度も「理由書」を書いていますが、個人的には、大事なポインントは、3つしかないと思ってます。
1、ニーズを把握する。
「利用者、家族の希望」等、言われるがままに改修内容を決めていくと、「理由書になんて書いたらいいか、分からない・・・」なんて事態になりますよね。
それから、「退院時の家屋調査票」がある時も、要注意。「改修内容まで決まっているから・・・」と、アセスメントしなおさないのは、ダメですよ。これでは、理由書は書けない。「“理由書を書くための理由”を探しちゃうパターン」
2、改修内容を把握する。
実際、「どんな手すりを、どこに取り付けるか」は、理学療法士・作業療法士、福祉住環境コーディネーター・工事業者が決めているかもしれませんが、「その手すりが、どんなニーズを解決するための、どんな動作を支援しうるものであるか」は、把握しましょう。
業者が、工事内容(見積り、図面など)を持ってきたら、「この手すりは、どんな動作を支援するの?」と確認しましょう。
「トイレの動作を・・・」じゃ、ダメですよ。「トイレ内での、立ち上がり動作がしやすいように。」とか、「トイレの扉の開閉時、ふらつかないように」とかね。
3、難しい専門用語を使おうとしない。
いや、以外に、これが大事。
なんか、「住宅改修の理由書」なんて聞くと、医療用語・介護用語・建築用語を知らないと書けない・・・と、尻込みしてしまいそうですが、大丈夫。
所詮、保険者の窓口の担当者も、それらすべての専門用語を知っているわけではありませんから、業界用語で書かなくたって大丈夫だと、僕は思っています。
いや、むしろ、頑張って専門用語で書いて、「これ、どうゆう意味(こと)ですか?」と聞かれて慌てるぐらいなら、誰が見ても理解できる簡単な言葉で書いてあったほうがいい。
(いや、実際、僕の理由書なんて、中学生の作文みたいなものですよ(笑))。
まぁ、そうは言っても、みなさんが見たいのは、「住宅改修の書き方例」でしょ?(笑)
ですので、次の本をご紹介。

みなさんが、きっと、気になる 「 記入例 」が載ってます(笑)。