先日、コメント欄にてご質問をいただいたので、せっかくなので、記事にします。
・・・が、
この記事については、あくまで、
僕が数年前に確認したことであり、記憶違い・解釈違いがあるかもしれませんので、必要な際は、各人で調べてください。責任はとれませんよ!(笑)さて、、、
今回いただいたご質問、実は、
「二重価格」という話に加え、
「適正価格」というものも考えなくてはいけないと思うんですよね。
まず、
「二重価格は、いけないよ。」というのは、
介護保険内でのレンタルの話ですね。
逆に言うと、介護保険外でのレンタルについては、いくらでもいし、介護保険(保険者、厚労省)からは、文句を言われない。これは、前提です。
では、介護保険でのレンタル料について考えると、たとえば、
1200円/月(1割自己負担)のベッドがあるとすると、
12000円/月(10割)が、本来の価格。
この「価格」の中には、「本体レンタル料」以外に、
・納品(配送、組立)、回収等の料金
・メンテナンス等の料金
・相談業務等の料金
などが、含まれているし、
逆に介護保険では、別途いただいてはいけないことになっていますね。(業務エリア外への交通費等は、可能だったかな?)
さて、このベッドを、介護保険外(自費)でレンタルするとなると、本来なら、12000円/月となるはずですね。
・・・ですが、
この価格で、「借りてくれる人なんていない!」と各業者さんは、思うわけですね。
そこで、たとえば、
「保険外レンタル 2500円/月」
という価格がでてくるわけですよね。
ちなみに、この「保険外レンタル 2500円/月」についても、介護保険(保険者、厚労省)からは、文句を言われない。
なんせ、介護保険外のことだから。あくまで、「介護保険内でのレンタルについて、二重価格はしないでくれ」ってことしか言われないのですね。
けれど、
「じゃあ、介護保険での10割の価格って、ナンなんだよ!」
という話になりますね。
ここからが、「適正価格」という話。
本来、12000円/月(10割)で、レンタルとなるべきと思われますが、
この場合は、納品・回収・メンテナンス・相談業務等も含めた価格となるわけですね。
つまり、やや強引な理屈かもしれませんが、
「(納品、回収、メンテナンス等の)
サービス内容が異なれば、12000円/月(10割)の価格と異なっていてもおかしくない。」
という解釈。
言い換えると、
たとえば、介護保険での1200円/月(1割自己負担)のベッド・・・つまり、12000円/月(10割)のベッドを、介護保険外で、2500円/月(自費)で貸したとしても、
本体レンタル料以外に、納品・回収料を設定したり、モニタリング等のサービスが省略されたり、
サービス内容に違いがあれば、12000円/月でなくても、適正価格とみなす・・・という解釈。いや、個人的な本音としては、差額9500円分も、サービス内容に違いがあるかどうかは疑問です。イマイチ、腑に落ちない感じもしますけどね・・・(苦笑)
まぁ、これが、苦しいながらも、「介護保険での10割の価格」と「保険外(自費)での価格」が異なっていても、大丈夫だよ・・・の解釈です。
おそらく、、、保険者や厚労省、利用者、業者の各方面から見た、ベターな解釈というか、落としどころなんだと思います。
はい。
PS.
上司の給与の一部を、こちらに送金願います(笑)