fc2ブログ

軽介護度者とレンタル/更新時、区分変更時には、混乱。

2008年03月15日 00:54

  にほんブログ村 介護ブログ 福祉・介護用品へ ← 一応、参加中。
コサクさんの記事や、そのコメント欄でも、たくさん話されていたことですが、
当然、僕の担当するケースでも、いろいろ、あります。



最近、入荷した新ケース。


・脳梗塞後遺症による片麻痺あり。

・ベッド(介・レンタル)からの起き上がり、立ち上がりは、サイドレールにつかまり可能。

・屋内は、四点杖にて歩行。

・屋外は、散歩&自己リハビリの際は、四点杖+見守り。
  外出の際などは、車いす(介・レンタル)。

・【要介護3】であったが、退院後、初の更新で、
  やや身体状況も良くなっていることから、
  ケアマネ、家族なども【介護2】前後かと予想するが、【介護4】との判定。

・2月、区分変更申請。理由は、知りません。・・・で、3月に【要支援2】との判定。


・・・ん?2月分の国保請求って、終わってますよね?(笑)



まぁ、ここで、

「介護保険の、バカヤロー!!!」

とか、

「介護判定の、バカヤロー!!!」

と、叫んだり、グチったりしても、しょうがない。


※ もはや、そんな気にも、なりません。



とりあえず、現場で働く我々は、(人にもよるでしょうが、、、)

国や、介護保険制度に、グチや文句を言う暇も、
保険制度を変えてやる!なんて、熱い想いが湧き出る暇もないほど、

目の前の、利用者さん・家族さんのことで、精一杯です。



このケースを踏まえ・・・

軽介護度者の、介護保険でのベッドレンタル】について考えたい。

※ 車いすは、次の機会に。



正直、このケースでは、【介護ベッド】ではなくても、、、、

正確に言うと、【現在、介護保険での貸与が可能な特殊寝台】じゃなくても、

条件(つかまれる箇所、ベッドの高さ)が揃えば
【寝返り~起き上がり~立ち上がり】が可能。


つまりは、この方に必要なのは、

【現在、介護保険での貸与が可能な特殊寝台】ではなくて、

【つかまれる箇所】と【適切なベッド高】じゃないかな?



ちなみに、【介護保険で貸与が可能な特殊寝台(ベッド)】とは、

●サイドレールが取り付けてあるもの又は取り付け可能なものであって、
   次のいずれかの機能を有するもの
 
 (1)背部若しくは胸部の傾斜か角度を調整する機能を有するもの
 (2)床の高さを無段階に調整する機能を有するもの


まぁ、簡単にいうと、

【背上げ(ギャッチアップ)】か、
【ハイ・ロー機能】のどちらかがなければダメだと解釈しています。


ちなみに、上記(2)の、「(ベッドの)床の高さが、“”段階・・・」というところ、
「(ベッド)床の高さが、“”段階・・・」では、いけないのは、なぜだろ?


正直、“無段階”のハイロー機能が必要な利用者ばかりじゃないし、
ベッドを適切な高さを、2~3cmピッチで、適切に設定してしまえば、
そうそう、調整なんてしないケース
も多いのでは?(勿論、手動であっても、無段階が理想)


まぁ、言いたいのは、

【介護保険での貸与可能な特殊寝台】の条件を、かえてみるのは、どうだろう?ということ。 
※ その代わり、介護度別での制限をなくす。


例えば、

・サイドレールが取り付けられる。 または、
・背上げ/ベッド高さが調節できるもの。


ぐらいでは、ダメですか?

言うならば、【介護ベッド】じゃなく、【自立促進ベッド】なんて。

※ どこかのメーカーのベッドみたいですが(笑)




こんなのも、介護保険で貸与可能にしてくれれば、
非常に安価でレンタルが可能となり、保険の給付額も減らせると思うんですがね。

例えば、





・高さ調節5段階可能。
・手すりを取り付け可能。

多分、介護保険で貸与が可能となったら、

電動機能を使っていないようなケースで、
【2モーター】のベッドを、1ヶ月、自己負担800円で利用者がレンタルされているとすると、
介護保険からの負担は、7,200円。


上記のようなベッドが、介護保険での貸与が可能だったら、おそらく、
1ヶ月、自己負担2~300円で、介護保険からの負担額1,800~2,700円ぐらいで、
おさまる気もしないでもないんですけど。。。


うーん、どうだろうか。。。

※ 数字は、あくまで、たとえです。

この際、【ノー・モーター】から【モーター付きベッド】への、互換性とかは気にしませんから。




ベッドを利用できる人を減らす(制限する)のではなく、

ベッド一台あたりのレンタル料を減らすための工夫なんて、考えてみませんか?

(※ 自由価格、競争原理とか言わないで)




なんか少し、乱暴かつ、わかりにくい内容で、すみません。




保険の改正が、「抑制」と呼ばれることのなく、
無駄な給付額を減らすためのアイディアを、もう少し考えてもらいたいし、

どうせ、「抑制だ!」と文句を言ってる人も沢山いるので、

「アイディアを、募集します!」

と、言ってしまったらどうですか?介護保険制度のお偉いさんたち。



今回の記事は、ただ、僕が、ふと思ったことですので、
考え抜かれたアイディアでも、提案でもありませんので、あしからず。

やさしい「つっこみ」は、歓迎しますが、
全否定は、やめてくださいね。


にほんブログ村 介護ブログへ 110



コメント

  1. きゅうべぇ | URL | qwKvtbg.

    エガコサクさんへ

    今、思いついたんですが、【機能を抑えて安価なレンタルベッド】に限っては、自己負担3割というのは、どうでしょう? ※ 現在の【軽介護度者を対象】

    自己負担3割でも、6~900円/月。そして、保険給付額は抑えられるし。。。

    そのへんの2モーターのベッドレンタルぐらいの値段じゃありません???

    いや、ダメだな。3割なんて数字を一度だしてしまうと、他のサービスにも影響しかねる(笑)。

  2. エガコサク | URL | G5uhtICg

    理由無き(不明な)区分変更…イヤですねぇ。
    しかもサービス事業所(特に福祉用具貸与…)に情報が回ってくるのが遅いと色々面倒ですし。

    ところで”機能を抑えて安価にレンタル”案は私も賛成です。
    紹介されているベッドなんか最適ですね!

    でもそうなったらそうなったで安価ベッドばら撒き状態になってしまうのでしょうか。
    全国のケアマネや福祉用具専門相談員達を信じたいとこですけどね…

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kyube1001.blog118.fc2.com/tb.php/205-6c9500c3
この記事へのトラックバック